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最近高音質CDと通常のCDを聞き比べるセットが色々出ています。SHM−CDはアナログの音質を生かしていると宣伝されていますが、一方では大量のエラーが出ていて機械にいい影響がないんじゃないかという記述も出ていました。HQCDというのも材質を改良した点ではSHM−CDと同じですが、多少音質の改善は見られるようです。一番新しいソニーのBLU-SPEC CDは、私の環境では一番音に厚みがあって奥行きを感じました。通常のCDと聞き比べて一番違いが感じられたわけです。Feel the Differenceと銘打ったジャズ版では、マイルス・ディビスのラウンド・ミッドナイトのトランペットが、微妙な空気音まで聞き取れます。ビル・エヴァンスのワルツ・ファーデビーのピアノも、深みがある音を響かせています。リターン・トゥ・フォーエヴァーはチック・コリアのバンドですが、中世序曲の電子音のきらびやかさが生きています。3種類の高音質CDのうち、BLU-SPEC CDに一番好印象を抱いたわけです。
ところで、真空管シミュレーターのつまみをいっぱい回して、普通のCDやmp3の同じ曲を聴いてみたら、音の厚みも奥行きもBLU-SPEC CDと大して変わらなくなりました。結局のところ、新種のCDが出たといってあわてて買い換える必要はなく、いい音で聴きたかったら自分の再生環境を改善すればいいということが分かりました。ただし、BLU-SPEC CDのFeel the Differenceのジャズ版はオムニバスとして名曲ばかりだし、完全生産限定版なので、買っておいて損はないと思います。
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